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合格者の声 建築大工技能士(建築大工作業)2級取得 三島 宏太さん

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建築大工技能士(建築大工作業)2級取得 三島 宏太さん(学生)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 私が大工に興味を持ったのは、母方の祖父が大工だったので、子供の頃から「ものづくり」としての大工に関心を持ったのだと思います。工業高校に入学し、1年生で建築大工3級に合格した私は、まだ建築大工2級の合格者がこの高校からは一人もいないという話を聞いて、建築大工2級の受検を決めました。しかし、規矩術や振たる木について理解しきれていなかったために、2年生で受けた実技試験は不合格となりました。
 その後、高校生の最後に建築大工2級に再挑戦するか悩んでいた頃、やはり自分が規矩術をきちんと理解できたのか確かめたいという思いが強くなりました。そんな時に、建築大工2級の実技課題が振たる木から四方転びに変わったことを知り、新たな課題に対して「きちんと理解したうえで合格すること」を目標に、高校生の最後にもう一度受検することを決意しました。

合格に向けて取り組んだこと

 学科試験は、正誤の判定問題に加えて4択の選択肢問題が増えたため、内容もより専門性が高く、高校生の独学では限界がありました。そのため他の工業高校の先生から過去の問題をもらい、わからないことは自分で調べて問題そのものを1つ1つ理解するように心がけました。
 実技試験は、2年生で受検した際の振たる木の課題で、規矩術の知識の乏しさを痛感していたことから、独学で規矩術の勉強を始めました。作図の原理、木ごしらえの手順などを学び、毎朝4時から放課後10時まで、授業等を除く時間で練習と勉強を繰り返しました。また、建築大工2級の大きな課題の一つである鉋は、祖父譲りの物を中心に毎日手入れをし、研ぎをすることで、制度が極力変化しない状況での練習を続けました。課題が分かってからは、それに準じた実物を想定して、時間を計りながら4回位作成しました。それでも時間内に作れるレベルまでできたのは、最後の1回でしたが、何とか合格クラインに入れたのだと思っています。

技能検定受検を通して得たこと

 私が技能検定を通して得たことは、「理解することの難しさ、楽しさ」です。1度目の受検では不合格という挫折を経験し、合格しなければいけないという重圧や加工が間に合わないという恐怖感も味わいました。そして、何より「理解できていない」ということを嫌というほど実感しました。もしも1回目でギリギリで合格していれば、規矩術の勉強を独学でやろうとは思わなかったでしょう。受検については、合格した時のデメリットと不合格の時のメリットがあると思っています。今私が持っている規矩術の知識は、1度建築大工2級で不合格になったことで生まれたメリットです。受検するために自分が体験した一つ一つの経験が、今の私を作ったのだと思います。
 また試験日が迫ってくる中、より練習したいという私に自由に練習できる環境を提供して頂いた学校側の配慮にも大変感謝しています。

今後の目標

 高校では就職コースを選択して授業を受けていましたが、大学に興味があるならそれは行きたいと思っているのではと考え、大学を受験しました。今は、大学で技術を生かせる進路を探しています。
 私の今後の目標は、意味のある技術を伝えることです。今は大学に通いながら、独学で規矩術の勉強を続けています。建築大工1級の課題はもちろん、技能五輪や技能グランプリの課題に挑戦しています。現状では実際に加工できる場がないため、CGとCADで各課題の原寸図や3Dモデルを作成しています。こうしたツールを使うことは、今の学生が技能検定を受ける意味に繋がると考えています。誰もが理解しやすいように規矩術を数学的に教えたり、加工の手順を分かりやすく伝えることができないか試行錯誤しています。展開図の作図原理が理解できれば、学生が自作した課題で挑むような技能大会もできるのではと夢見ています。

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