合格者の声 園芸装飾技能士(室内園芸装飾作業)3級取得 上杉 理沙子さん

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園芸装飾技能士(室内園芸装飾作業)3級取得 上杉 理沙子さん(学生)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 私は、父母が作っていた自宅の花壇を眺めながら育ったせいか、小学生の頃から花が大好きでした。その花好きが高じて、将来は花に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。そして高校受験の際に、花について専門的な知識・技術を身に付けたいと考え、新発田農業高校の環境科学科フラワーデザイン専攻に進学しました。このフラワーデザイン専攻では、3年次に全員でフラワー装飾技能検定3級を受けることになっており、私も将来の夢へと直結する資格を取得したいと思うようになりました。同時に、こうしたチャンスはなかなか得られないと思い、園芸装飾技能検定3級も受検したいと思うようになりました。つまり、花に関して総合的なエキスパートを目指そうと考えたのが、園芸装飾技能検定受検のきっかけになったと思います。

合格に向けて取り組んだこと

 私の場合は、園芸装飾技能検定3級と同時に、フラワー装飾技能検定3級も受検することになっていましたので、フラワーデザイン専攻のメンバーとフラワー装飾の実技練習をするとともに、空いている時間帯で園芸装飾の実技をひたすら練習するしかありませんでした。練習量を補うために、友人が帰った後も先生方に協力していただきながら、夜遅くまで練習を行いました。試験では、インドアガーデンの制作にあたり、練習用の材料を持って臨んだのですが、本番では材料や詰め物等が少なかったりなどいくつかの想定外の事が生じて戸惑いました。しかし、臨機応変に処理することも練習していたので、何とか時間内に完成させることができました。
 一方、学科試験では、過去問題を繰り返し解くようにしました。この結果、実技・学科共に思い通りにできました。また、どちらの検定も合格し、二つの技能検定の資格を取得することができました。

技能検定受検を通して得たこと

 今回の受検では、園芸装飾が専攻外であったため、草花園芸専攻の先生や生徒にも協力してもらい、練習時間を確保して一緒に園芸装飾の練習をさせてもらいました。本校では、草花園芸専攻の生徒は3年次に希望制で園芸装飾技能検定3級を受けることになっていましたので、時間が許す範囲で練習に参加させてもらい、一緒に練習するとともに、先生の指導も受けられたことが合格につながったと思っています。
 この技能検定を通して、頑張ることの大切さを実感することができました。また、全員で資格取得に取り組んだことで、仲間の結束力を得ることができました。検定に向けての練習では、辛い時や楽しい時もともに過ごし、友人と切磋琢磨し合いながら、全員合格を目指して頑張ってきました。結果は、フラワー装飾及び園芸装飾の双方で無事に全員合格を果たすことができました。皆が最後まで諦めずにやり遂げたことから、頑張ることの大切さを学ぶことができたのだと思います。

今後の目標

 私は高校卒業後、園芸療法や動物療法が学べる大学への進学を目指しています。その理由は、在学中に近くの知的障害者施設との交流があり、障害者の方々が美しい花々に癒されているのを見て感動を覚えたからです。大学に進学できたら、こうした園芸交流活動を積極的に行いたいと思っています。
 また、次は園芸療法士の資格を取り、農業高校の教員になりたいと考えています。そして今回取得したフラワー装飾技能士の資格を活かし、フラワーアレンジメント体験などを通じて、植物に親しむことの大切さを伝えていきたいと思います。また、この受検で得た、頑張ることの大切さを忘れず、何事も最初からあきらめず、積極的に行動していけるような人になりたいと考えています。

  

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