合格者の声 フラワー装飾技能士( フラワー装飾作業)3級取得 築井 あすかさん

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フラワー装飾技能士( フラワー装飾作業)3級取得 築井 あすかさん(学生)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 私の家には観葉植物などがあり、祖父が農家をやっていたこともあって草花や植物に子供の頃から関心を持っていました。その影響を受けてかどうか分かりませんが、結局現在の新発田農業高校に進学し、環境科学科のフラワーデザイン専攻にて、フラワーデザインの勉強をしてきました。
 私が所属している環境科学科のフラワーデザイン専攻では、昨年卒業した先輩がフラワー装飾技能検定3級を全員受検して、しかも全員が合格したことを知らされました。私がフラワー装飾技能検定3級を受検することになったきっかけは、そのことを知ったからです。そのことを知って、私も国家資格を取りたいと思うようになったのです。それまではなかなか進路も決まらなかったのですが、受検することになってからは、進路をフラワーデザイン関連一つに絞ることができました。

合格に向けて取り組んだこと

 受検するにあたり、学科と実技があることにとても不安を覚え、合格できるのか心配になりました。とくに実技の課題では、花束及びリボンの製作、バスケットアレンジメントの製作、ブートニアの製作の3課題がありますが、なかでも私はブートニアが苦手で、20分で仕上げなければならないのに、手先が不器用なためワイヤーをうまく巻けませんでした。練習では製作に何時間もかかるといった状況でしたが、短時間にできるようになるために、実技練習では友達と競い合って練習をしていくことで、だんだんとどの作品も時間内に作れるようになってきました。
 また、学科の勉強については、過去の問題を授業でも解きましたが、家でも繰り返し解いて、覚えていくように努力しました。

技能検定受検を通して得たこと

 受検を通して私が得たことは、協力することと仲間の大切さです。準備や片付けは、みんなで協力すれば、早く終わらせることができたからです。仲間の大切さは、練習を通じて痛切に感じました。とくに、不器用な私はブートニアのワイヤー巻きがうまくできず、仲間が時間内にできたのに自分はできないことで焦って悩んでいましたが、仲間と競い合ったり、仲間の励ましによって頑張ることができました。時間内に仕上げることができるようになったのは、一緒に受検した仲間がいたからです。自分ひとりでは困難を乗り越える自信がなかったので、周りに友人がいてくれて本当に良かったと思っています。
 こうした苦手の克服を経て、今ではようやくフラワーデザインへの自信を持つことができるようになり、今度はフラワー装飾技能検定2級を受検しようと思い、準備を始めています。

今後の目標

 この受検の後に、私は文部科学省主催の全国産業教育フェア内「全国高校生フラワーアレンジメントコンテスト」に新潟県代表として出場し、2位にあたる銀賞と産業教育振興中央会会長賞を受賞することができました。検定で頑張った経験を活かして、毎日の練習にも苦労なく乗り越えることができました。検定と大会出場の経験を、今後は仕事に活かしていきたいと思っています。
 私は、卒業後生花店への就職が内定しています。お客さんの要望に合ったアレンジメントや花束を作ることができるようになりたいと思っています。実際にお客さんの要望に応えることは、決して簡単ではありませんが、今後は実務の中で先輩に学びながら身に付けていきたいと考えています。そういう意味では、その基本となる資格を取得できて本当に良かったです。最後までやり遂げることができたので、これからどんなことがあっても、諦めずに前に進んで行きたいと思っています。

  

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