合格者の声 電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 佐藤 涼介さん

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電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 佐藤 涼介さん(大阪府立布施工科高等学校)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 小さいころからねじ製造の仕事に携わる父を見て育ったので、ものづくりに対する憧れがありました。今の高校に入学する前は、3つの系統(建築設備系、電気系、機械系)のうち機械系に進もうと考えていましたが、入学して実際に実習の授業を体験していくうちに、電気系に入りたいと思うようになりました。電気系の方が就職先が多いというのもありますが、自分が細かい作業が得意ということもあります。中学の時はラジオなどを組み立てるのが好きでした。検定や資格についてもやはり自分が得意なものが多く、得意な作業で検定を取得した方が就職にも有利になると思い、相談した先生や友人の勧めもあって受検しました。

合格に向けて取り組んだこと

 実技については、休日と放課後に講習が10回ほどありました。最初は部品や組み立てのルールなどの説明だけでしたが、知っている部品はわずかで、初めて見る部品ばかりです。正直、説明をしっかり聞いたつもりでも、頭に入ってきませんでした。2回目は、実際に1回から組み立て作業に入りましたが、作業も初めてのことばかりで、ついて行くのが大変でした。そして、やっと完成できたのは6回目のとき。でも、そこから追い上げて、10回目の時には70分で完成することができました。学科の方は、実技の練習をしている最中に勉強しました。何度か問題を解いていくうちに、間違いも少なくなり、受検当日は分からない問題はほとんどありませんでした。

技能検定受検を通して得たこと

 今回、受検に全力で取り組んだことで、学んだことがいろいろとありました。学科・実技を含めた勉強のやり方、そしてみんなで一緒に目標を目指し努力するチームワークなどを学びました。一方で、学校のテストなどとの両立はかなり厳しかったのですが、この検定を受ける前は、学校のテスト勉強もなんとなくこなしてきたという反省があります。この検定合格がきっかけになって、自分に対する自信につながったこと。また周りの人にも教え合ったりする気づかいや余裕が生まれてきたような気がします。この受検の経験を生かし、次の検定にもチャレンジしてみたいと思いました。

今後の目標

 ぼくは将来的には通信やメンテナンスなどの方向を考えています。もちろん高校生として学校の勉強やテスト、部活にも力を入れて、がんばるつもりでいますが、技能検定については学業との両立を考えながら、できるだけのチャレンジを続けていきたいです。資格や検定を取ってジュニアマイスターのゴールドを取りたいということもあるのですが、将来を考えて社会の役に立つ人間になりたい、就職先に必要とされる人材でいたいという思いもあるからです。電気工事士や電気機器組立てのシーケンス制御作業などの取得を目指す一方、幅広く勉強を続けていきたいと思います。

その他

ジュニアマイスター顕彰制度
http://www.kochinet.ed.jp/kochikogyo-h/license/junior-meister.html

  

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