合格者の声 電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 中川 桐音さん

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電子機器組立て技能士(電子機器組立て作業)3級取得 (平成30年度) 中川 桐音さん(大阪府立布施工科高等学校)

受検するきっかけ

画像:合格者の声

 中学時代から機械をいじることが好きで、ラジオやプラレールの修理なども得意でした。せっかく工業系の高校に来たのだから、ここでしかできないことをしたいとも思っていました。部活は情報処理部などに所属していますが、活動は一週間に一回程度。あとの日は家に帰るだけで時間の余裕もあります。それなら中学時代の友だちが知らない国家資格やジュニアマイスターなどを取得しておくとかっこいいかなと思いました。将来就職活動をするときに、履歴書に書けるし、アピールポイントにもなります。自分の励みにもなると、受検を考え始めました。はんだの作業も慣れていることから、電子機器組立ての3級をまず取得することを決意しました。

合格に向けて取り組んだこと

 筆記試験については先生から過去8回ぐらいの問題をいただいて、それを学校のテスト期間が終わってから一週間、毎日夜遅くまで起きて、ひたすら過去問を解いて問題を覚えていきました。実技試験は休日や平日の放課後などに講師の方が来てくださり3時間の講習を10回と、講師の先生がいらっしゃらない日は自分たちだけで自習練習を試験前日までしていました。
最初は組み立て作業に200分もかかっていたのですが、自分がやりやすい手順を覚えて、組み立て方を見なくても組み立てられるようになるまで練習をしました。繰り返すうちに90分以内に終わるようになりました。

技能検定受検を通して得たこと

 実技の指導に来ていただいた講師の先生からは、基盤と抵抗器、トランジスターなどをはんだづけするときに気をつけることや、きれいなはんだづけをする方法、また、試験の制限時間内に組み立てを終わらせるために、無駄に同じ動きをせず、できるだけ一回の動きで効率よく作業をすることなどを教えていただきました。今回の受検では、何度も繰り返し練習していけば、本当に頭で考えなくても体が動くのだということも学びました。こんなに真剣に取り組んだのは初めての経験で、「体が覚えている」という状況も初めてでした。この経験を生かし、本当に繰り返しやれば自然にできるようになるんだと、学べたことは大きかったと思います。

今後の目標

 現在のぼくのジュニアマイスターポイントでは、ブロンズが取れる程度のポイントしかありません。目標は就職活動が始まるまでにジュニアマイスターゴールドを取れるようになることです。さらに、余裕があれば高校生で社会に出る前に他の資格も受けて、ジュニアマイスター特別表彰も取れるぐらいまでになれるように努力していきたいと思います。将来的には興味のあるプログラミングや情報処理関係の勉強もしていきますが、とりあえず電気機器組立てのシーケンス制御作業や工事担任者DD第3種などの資格や検定を目指すつもりです。

その他

ジュニアマイスター顕彰制度
http://www.kochinet.ed.jp/kochikogyo-h/license/junior-meister.html

  

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